追跡やまがた:食品廃棄物の再生利用 置賜MOTTAINAI研究会 /山形
◇地域の資源循環モデルに
ワインを醸造する際のブドウの搾りかす、アスパラガス出荷時に出る調整くず(切れ端)……。食品の加工過程で発生する食品廃棄物は多い。これらのほとんどは廃棄処分されてきたが、食品廃棄物の減量化や再生利用を求める食品リサイクル法が01年に施行され、県内でも食品循環資源として有効活用しようという動きが出始めている。県置賜総合支庁は昨年、官民一体となって食品廃棄物の飼料化などを調査・研究する「置賜MOTTAINAI研究会」(会長・奥山徹也高畠ワイン社長)を発足。置賜地域ならではの資源循環モデルを作ろうとしている。同研究会の取り組みと課題を追った。
【湯浅聖一】
置賜地域は北日本随一のワイナリー集積地で、ワイン生産量は県内シェアの6割を占める。県置賜総合支庁によると、製造時に発生する搾りかす量は年間400トンで、廃棄処理費用は540万円に上る。また、アスパラガスは長さ26センチにして出荷するため調整くずが出る。05年の推定量は14トン。現在は堆肥(たいひ)混入に利用されているが、生産量が04年の51トンから05年は135トンと大幅に伸びており、今後も増え続けると、堆肥混入だけでは処理しきれなくなる。
これらの食品廃棄物はポリフェノールやベータカロチンなどの機能性成分を含んでおり、再生利用可能な資源でもある。同研究会は食品廃棄物から作った飼料を乳牛や鶏に給餌し、その肉や卵などの生産物を加工してMOTTAINAIブランドとして販売する置賜地域独自の資源循環モデルの構築を進めている...
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